キックフリップについて
キックフリップ!
皆さんはキックフリップはメイクしたことがあるでしょうか?
自分が初めてキックフリップをメイクしたのはスケボーを初めて約半年頃の12月31日でした。
↑嬉しさのあまり泣きながらコンクリに石を使って描いた記念写真
当時、Supremeのスケートビデオ「CANDY LAND」を見て衝撃を受け、暇さえあらば練習してました。
両親曰く、自分のオーリーの練習を見て「これは適正0、スケボーは無理やろ」と話していたらしいです。
初メイクの12月31日からコロコロキックフリップを改善するべく、エアキャッチキックフリップを練習し始めました。
現在は「フリップだけは上手い」との声をいただいている自分が、キックフリップを高くするために意識してるポイントを全て紹介します。
全部で7つ。特に6、7個目は最重要項目です。
1.頭はデッキの上。
進行方向から見てデッキより前側に頭が出ていると着地がカスになります。
2.テールを弾く足は、つま先立ちにしない。足全体を置くように意識する。
これをしないと瞬間的なテールを弾く力が少なくなり、ゴミカスフリップとなります。
3.両腕は前に出さない。
前に重心を持っていかれてしまいます。すなわち着地がゴミになる。腕は両腰あたりに脱力してぶら下げておく。
4.飛ぶ時は両手を振り上げる意識を持つこと。
これをすることで上半身が持ち上がり、振り抜きやすくなります。
5.しゃがみすぎないこと。
たまにSNSを見ると、死ぬほどしゃがみこんで飛ぶスケーターがいますが、これは基本的にNGです。力の加え方がおかしくなります。
★6.前足のスタンスはオーリーくらい内側に入れる。
最初は前足に絡まってキレそうになると思いますが、スタンスを深くしないと…
★7.オーリーの延長線上で擦り抜く。これは練習していくと理解できるようになるのですが、ある程度高くメイクできるようになると、「キックフリップはオーリーやったんや…」という感覚を得ることができます。前述のようにスタンスを深くしないと、この「キックフリップ🟰オーリーの延長線上』という感覚を知ることが出来なくなります。
キックフリップは練習すればするほど難しさを痛感します。スケボーは数学という言葉を聞いたことがありますが、まさしくその通りで、トライアンドエラーを繰り返して、ようやくキックフリップの証明が出来るようになります。それではまた。
第1回 シティポップとオメガトライブ
さて突然ですが、『オメガトライブ』という日本のバンドをご存知だろうか。
1980年代に結成され、様々なシティポップサウンドもといクリスタル・サウンドを創造したバンドだ。
実は『オメガトライブ』のヴォーカルは、「杉山清貴」「カルロス・トシキ」「新井正人」の順に変遷している。
その中でも「カルロス・トシキ」時代のオメガトライブは別格に好きだ。
そもそもオメガトライブに出会ったきっかけ、それは自分が音楽をディグる時によく使う方法…。
アルバムにシンパシーを感じるかどうか。突然感じるフィーリングはとても重要。
このレコードジャケット!アメリカのレコードショップの隅に置いてあってもなんら違和感がなく、80〜90年代の「夏」をひと目で感じさせてくれる。しかも日本のバンドなのに、海外の景色をジャケットに刷り込むこのセンスがまたいい味を出している。オメガトライブの魅力のひとつ。ちなみに、上の「ANOTHER SUMMER」のジャケットはギリシャのサントリーニ島。
「カルロス・トシキ&オメガトライブ」のヒット曲のひとつ「アクアマリンのままでいて」が自分の1番最初に聞いたオメガトライブの曲だ。
1988年のドラマ、「抱きしめたい!」の主題歌であり、大ヒットした「アクアマリンのままでいて」。ドラマのOPでは海と砂浜をバッグにこの曲が流れ始め、80年代の夏を彷彿とさせていた。両親曰く、当時は至る所でこの曲が流れていたらしい。
ボーカルの「カルロス・トシキ」は日系ブラジル人のハーフで、少ししどろもどろな歌い方が、クリスタルサウンドとマッチしており、未熟な青年のような歌声に聞こえ始めるため、シティポップはこれだから素敵である。「アクアマリンのままでいて」のラスサビ終了後のカルロスとアメリカ黒人の「ジョイ・マッコイ」のコーラスの重なり合いは必聴である。
「君は1000%」、「アクアマリンのままでいて」などのヒット曲を多数記録した「カルロス・トシキ&オメガトライブ」もわずか3年で解散、その後ボーカルの「カルロス・トシキ」は「鷹橋敏輝」に改名し独立。ソロ活動としてやっていた彼だが、椎間板ヘルニアを患い、静養のために帰国し、音楽活動を休止してしまった。
しかしその数年後、テレビにて休止後の「カルロス・トシキ」が取材され、現在は母国ブラジルで、レストランの経営者になっていた。うーむ凄い人生である。
その後スタジオで「君は1000%」「アクアマリンのままでいて」を熱唱。姿は変わってしまったが歌声は変わらず透き通っており、流石だとしか言いようがない。
現在はソロで活動中のカルロスだが、いつか復活してほしいと切に思う。当時の「カルロス・トシキ&オメガトライブ」で歌ってくれる日を夢見て。